ニュース
社長が最も多く住む街は? 職住近接が加速、コロナ禍で今後変化も:東京商工リサーチ調査(2/2 ページ)
東京商工リサーチが「社長が住む街」をランキング化。トップは2017年に続き東京都港区赤坂。東京一極集中が続くがコロナ禍で今後変化も?。
東京一極集中、コロナでどう変わる?
次は都内以外の上位の町村に注目すると、57位に神奈川県葉山町がランクインした。首都圏の伝統的な別荘地で知られる。94位の福岡県志免町は、福岡市に隣接し福岡空港にも近いベッドタウンとして人口増の傾向にあるエリアだ。
このように、やはり社長の居住地は「東京一極集中」の傾向が強い。都道府県庁所在地別に集計したところ、東京23区が4.7%を占める約45万2000人でトップ。次いで大阪市が約9万人(3.32%)、福岡市約4万3000人と並んだ。企業の本社所在地の集積地に準じた。ちなみに東京商工リサーチによると、東京都内でも港区、渋谷区、千代田区は「人口の1割強が社長」という結果となった。
ただ、東京商工リサーチは「新型コロナ拡大で在宅勤務やテレワークが進み、本社機能を縮小・移転している企業も出ていることから、社長の住む街も都市部を中心に大きく変わる可能性が出てきた」と分析している
関連記事
- ビットコインが「このタイミングで」再高騰した真の理由
仮想通貨・ビットコインの価格が再び上昇。なぜこのタイミングで高騰しているのか。その本来的な価値から筆者が考察。 - アベノミクス総括 経済成長しても生活は豊かにならなかった真の理由
菅内閣が誕生、筆者はアベノミクスを総括。経済成長したものの生活への好影響感じられず。真因にマクロ経済から迫る。 - コロナ禍転職不況、中でも「特に厳しい意外な人材」とは?――独自データで分析
コロナ禍で転職市場が悪化、急速に買い手市場に。中でも求人が特に激減している「人材の層」があるという。dodaの独自データから分析。 - 持ち家がもはや「冗談抜きで困難な夢」になったこれだけの理由
いまだに根強いとされる日本人の持ち家志向。しかし筆者は「冗談抜きで困難」になったと指摘。印象論でなくデータから導き出される実態とは? - 「何でもスクショ」な若者と「いつでも電話」中高年の意外な共通点――日本特有の“使えない人材”とは
「何でもスクショを飛ばして済ます」若者が話題に。ただ根底の問題は「いつでも電話」してしまう中高年と一緒と筆者は指摘。日本企業の人材、ひいてはマーケティングに横たわる課題とは?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.