今年の1台は「レヴォーグ」 日本カー・オブ・ザ・イヤーに選出:輸入車はプジョーが受賞
「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考会が実施され、スバルの「レヴォーグ」がイヤーカーに選ばれた。
「今年の1台」はレヴォーグに決まった。12月7日、年間を通じて最も優秀な車に贈られる「2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤー」(主催:実行委員会)の最終選考が実施され、SUBARU(スバル)の新型「レヴォーグ」がイヤーカーに選出された。
日本カー・オブ・ザ・イヤーは今回で41回目。19年11月1日から20年10月31日までに発表または発売された乗用車を対象に、全33台がノミネートされた。11月4日に「10ベストカー」を発表。その中から、自動車評論家やジャーナリストら60人が最終選考を行った。
イヤーカーとなった新型レヴォーグは、11月に発売。新開発の高度運転支援システム「アイサイトX」をはじめとして、スバルの最新技術を結集させている。アイサイトXは、GPSなどの情報や3D高精度地図データによって自車位置を正確に把握し、高速道路などで運転操作をサポートする技術。渋滞時のハンズオフ運転も可能にした。
開発担当者は授賞式で「お客さまの心の導火線に火をつけるという熱い思いで開発に挑んだ」と喜びを語った。スバルのイヤーカー受賞は4年ぶり。
2位はホンダ「フィット」、3位はトヨタ「ヤリス/ヤリスクロス/GRヤリス」、4位はプジョー「208/e-208」、5位はランドローバー「ディフェンダー」だった。
輸入車に贈られる「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」は、プジョー「208/e-208」が選ばれた。プジョーブランドとしては初の受賞となった。
内外装デザインを評価する「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」はマツダの新型SUV「MX-30」が受賞。技術面を評価する「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」はアウディのEV「e-tron Sportback」、ドライブ感覚を評価する「パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー」はBMW「ALPINA B3」、優れた軽自動車に贈る「K CAR・オブ・ザ・イヤー」は日産「ルークス」と三菱「ekクロススペース/ekスペース」がそれぞれ受賞した。
関連記事
- スバル、新型「レヴォーグ」発表 期待を超える“超・革新”の3つの価値とは?
スバルは、新型「レヴォーグ」を発表した。新開発の高度運転支援システム「アイサイトX」をはじめ、同社の最新技術を結集。3つの価値で安全性能や走行性能、快適性を訴求する。 - ホンダ、新型「フィット」発売 ライフスタイルに合わせて選ぶ5タイプ
ホンダは2月14日、主力小型車「フィット」の新型車を発売する。“心地よさ”を新たな価値として提案。月1万台の販売を目指す。 - トヨタ、新型車「GRヤリス」発売 モータースポーツ車を市販化、265万円から
トヨタ自動車は、新型スポーツカー「GRヤリス」を発売した。ラリー競技への参戦で培った“競争力あるクルマづくり”の技術を詰め込んだ。メーカー希望小売価格は265万円〜456万円(税込)。 - 今年のクルマ、上位10台の顔ぶれは? 日本カー・オブ・ザ・イヤー、12月に最終選考
「2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の上位10台が決定。「レヴォーグ」「ヤリス」などが選ばれた。12月7日に“今年の1台”を決定する。 - マツダ、新型SUV「MX-30」発売 ハイブリッドモデル投入、観音開きのフリースタイルドア採用
マツダは10月8日、新型コンパクトSUV「MX-30」のハイブリッドモデルを発売した。EVモデルは2021年1月の発売を予定している。 - 3年ぶり日本復活の「RAV4」が受賞、トヨタ車は10年ぶり 日本カー・オブ・ザ・イヤー
年間を通じて最も優秀な車に贈られる「2019-2020 日本カー・オブ・ザ・イヤー」に、トヨタ自動車のSUV「RAV4」が選ばれた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.