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お金を振り込んだのに「Switch」が届かない! 多数の相談を受け、消費者庁が注意喚起:偽サイトに注意
通信販売サイトで人気の家庭用テレビゲーム機を注文して代金を支払ったのに、商品が届かないという相談が多数寄せられている消費者庁は偽サイトの被害に注意するよう呼び掛けている。
消費者庁は12月10日、通信販売サイトで注文して代金を振り込んだものの、商品が届かないという相談が各地の消費生活センターなどに多数寄せられていることを受け、注意喚起を促す文章を発表した。また、この情報を全国の自治体に提供し、周知をしていくという。
消費者庁が調査を行ったところ、8つの偽の通信販売サイト(以下、偽サイト)を確認した。これらの偽サイトは、人気の家庭用テレビゲーム機「Nintendo Switch」、PC、スマートフォン、カメラなどを販売しているように装っているという。不自然な日本語表記もなく、偽サイトと気付くのは困難だとしている。
また、これらの偽サイトにアクセス可能な期間は半月程度と短いのが特徴で、屋号を変えて新しいサイトを次々と公開しているという。そのため、同一事業者が運営している可能性が高いと消費者庁では分析している。
偽サイトでは、他の通信販売サイトと比べて明らかに割安に販売価格を表示している事例が多くみられたという。これらは「人気がある商品の購入を希望する消費者の心理につけ込むもの」(消費者庁)だとして、注意を促している。
消費者庁はこれまでの被害状況を踏まえ、代金を前払いで個人名義の口座に振り込ませようとしている場合は、偽サイトの可能性が高いので、代金を振り込まないほうが安全だと呼び掛けている。
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