ニュース
2万人調査、コロナ禍で拡大する「テレワーク格差」――継続希望者は増加するも……:正社員調査(2/2 ページ)
正社員のテレワーク実施率調査。横ばい傾向だが「格差」が拡大。大企業と中小で差が広がっている。
「長時間労働」課題に
一方で、テレワークを経験した人からの「続けたい」という声は少なくない。テレワークを実施した正社員に聞いた「コロナ収束後のテレワーク継続希望者」の比率は、「続けたい」「やや続けたい」の合計で78.6%となった。4月調査では53.2%、5〜6月調査は69.4%という結果であり、継続希望する人は増加傾向にある。
自宅勤務のスタイルに慣れてきた人が増加したせいか、テレワークへの不安や課題感も減少傾向にあるようだ。「テレワークの課題」について聞いたところ、全体的に各項目で感じている人は以前の調査より減少する結果となった。ただ、「労働時間が長くなりがち」の項目は今回25.5%の人が課題と挙げており、調査を重ねるたびに増加傾向にある。テレワーク下の労務管理は引き続き取り組むべきテーマと言えそうだ。
関連記事
- ビットコインが「このタイミングで」再高騰した真の理由
仮想通貨・ビットコインの価格が再び上昇。なぜこのタイミングで高騰しているのか。その本来的な価値から筆者が考察。 - アベノミクス総括 経済成長しても生活は豊かにならなかった真の理由
菅内閣が誕生、筆者はアベノミクスを総括。経済成長したものの生活への好影響感じられず。真因にマクロ経済から迫る。 - コロナ禍転職不況、中でも「特に厳しい意外な人材」とは?――独自データで分析
コロナ禍で転職市場が悪化、急速に買い手市場に。中でも求人が特に激減している「人材の層」があるという。dodaの独自データから分析。 - 持ち家がもはや「冗談抜きで困難な夢」になったこれだけの理由
いまだに根強いとされる日本人の持ち家志向。しかし筆者は「冗談抜きで困難」になったと指摘。印象論でなくデータから導き出される実態とは? - 「何でもスクショ」な若者と「いつでも電話」中高年の意外な共通点――日本特有の“使えない人材”とは
「何でもスクショを飛ばして済ます」若者が話題に。ただ根底の問題は「いつでも電話」してしまう中高年と一緒と筆者は指摘。日本企業の人材、ひいてはマーケティングに横たわる課題とは?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.