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JR東日本、大みそかの終夜運転取りやめ 中止要請を受けて
R東日本は、大みそかの夜から元日の朝にかけて計画していた終夜運転を取りやめると発表。自治体から中止要請を受けていた。
JR東日本は12月18日、大みそかの夜から元日の朝にかけて計画していた終夜運転を取りやめると発表した。
同社は11月、山手線や中央線快速、京浜東北線などで大みそかの終夜運転を実施すると発表。しかし、新型コロナウイルスの感染者が急増していることから、首都圏1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)の知事が12月16日、終夜運転実施予定の鉄道6社に中止するように要請していた。
大みそかと元日の臨時列車の運転計画については、あらためて公表するという。
JR東と同様に終夜運転実施を予定していた東京メトロなども、中止を検討していると報じられている。
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