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イトーヨーカ堂やイオンモール、福袋の販売を前倒し 館内に神社も:密を避ける
イトーヨーカ堂やイオンモールは福袋を正月前に販売する。店頭での密を避けるため、さまざまな施策を打ち出す。
イトーヨーカ堂は12月23日、福袋の一部を年内から先行販売すると発表した。ネットでの予約も受け付ける。コロナ禍を受け、店頭における密を避けるのが狙い。
2021年における福袋のラインアップは「メンズオーガニックコットン福袋」や「『GALLORIA』家なか時々家そとOKな福袋」(いずれも税別2000円、以下同)、「『バブ』100錠セット」(2500円)、「100周年ハト刻印+ハトプリント限定マスク」(700円)。年末年始を自宅で過ごす顧客に向け、限定商品をアピールする。
安心して買い物をしてもらうため、イオンモールは12月1日から福袋の予約受付を開始している。商品の引き換え期間は12月29〜31日。コンセプトは、ひと足先に正月気分が味わえる「福売り」としている。12月29日からは自宅で正月を過ごす人のために、一部モールでオリジナルすごろくを作成するワークショップを開催する。また、例年通り初詣ができない人のために、一部館内にイオンモール神社を設置する。
店頭混雑を回避するため、そごう・西武などの百貨店は年末に福袋を販売すると発表している。
コロナ禍を受け、小売各社は来店客を分散させるために知恵を絞っている。
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