ニトリHD、”問題商品”の見分け方発表 回収方法はまだ:珪藻土商品
基準を超えるアスベストが含まれていたとして、バスマットなど約240万点を回収すると発表したニトリホールディングスは、回収商品の見分け方を公表した。
法令の基準を超えるアスベストが含まれていたとして、バスマットなど約240万点の回収を発表したニトリホールディングス(HD)は12月23日、対象商品の見分け方を公表した。現在、同社が問い合わせ先としている「お客様相談室」の電話はつながりにくい状態が続いている。
珪藻土バスマットは、長方形で溝がある形状、特殊デザインの商品、長方形で溝がないもののうち、色がグレー(GY)、ピンク(RO)の商品などは問題がないという。
一方回収対象商品は、長方形で溝がないもののうち、色が水色(TBL)でサイズが40×55センチ、対角線のサイズが65センチ以上の商品。色が白(IV)でサイズが29×39センチ、35×45センチ、40×55センチの商品で、29×39センチ、35×45センチの商品は側面の光沢がないもの、40×55センチの商品は、対角線のサイズが65センチ以上のものとしている。
また、珪藻土コースターは、サラサラコースター RO、サラサラコースター ダイリセキ WH、サラサラコースター ネコ、サラサラコースター テラゾー STの4種類が回収対象品。いずれの商品も裏面に凸凹があるという。
いずれの商品も通常通り使用している場合はアスベストが飛散する恐れはないという。しかしニトリHDは、商品を削ったり割ったりした場合はアスベストが飛散する可能性があるとしている。回収方法は後日発表する。該当商品を回収の上、交換または返金対応するとしている。
また、ホームセンター大手のカインズも、アスベストが検出された5商品と、同じ工法で製造された商品など合計17品を回収すると発表。対象商品を最寄りの店舗まで持ち込むか、問い合わせ窓口まで連絡するよう呼び掛けている。
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