コロナ禍で家族のコミュニケーションはどう変わった? 調査で判明:1万人以上が回答
コロナ禍で家族のコミュニケーションに変化はあったのか。リサーチ会社のマイボイスコムが調査を実施。1万111件の回答を集めた。
リサーチ会社のマイボイスコム(東京都千代田区)は12月25日、「家族とのコミュニケーションに関する調査」の結果を発表した。
同居家族がいる人に対し、「コミュニケーションで、よく利用している手段は何か(複数回答可)」と尋ねたところ、「顔を合わせての会話」(94.4%)が最も多く、「LINEなどでのチャット、トーク」(29.2%)、「電話」(21.9%)、「メール」(13.7%)と続いた。同社は2017年にも同様の調査をしているが、今回の調査では「LINEなどでのチャット、トーク」が「電話」を上回る結果となった。
コロナ禍の影響で、別居している家族とのコミュニケーションにはどのような変化がでたのか。3月以降、「別居家族と会う頻度は変わったか」と尋ねたところ、「減った」と回答した人は全体の46.8%となり、「増えた」(6.1%)を大幅に上回った。一方、「変わらない」と回答した人は全体の45.4%だった。
家族とのコミュニケーションで、3月以降に変化したことを具体的に尋ねると、「感染防止のため祖父母の家に行く回数を減らした。直接会話する機会が減少した」(男性22歳)や「他県の人と接触してはならない仕事なので、会えなくなった」(男性32歳)といった回答があった。また、「LINEのビデオ通話をよくするようになった」(女性29歳)や「別居の家族と会えないので、こまめにプレゼントを贈ったり、連絡を取るように心掛けている」(女性43歳)といったように、コミュニケーションの方法を工夫するようになったという意見もあった。
今回の調査は12月1〜5日にインターネット上で実施し、1万111件の回答を集めた。
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