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楽天証券、米国株取引件数30倍、取引人数は15倍に
楽天証券では米国株の取引が大きく伸びた。19年1月と12月の比較では、取引件数は30倍に、取引人数は15倍に増加した。6月時点では、前年同期比で取引件数が17倍に増加したとしており、米国株の人気が継続していることが分かる。
楽天証券の楠雄治社長は1月9日に行った同社主催の講演会で、楽天証券の2020年のハイライトについて話した。
米国株の取引が大きく伸びた。19年1月と20年12月の比較では、取引件数は30倍に、取引人数は15倍に増加した。6月時点では、取引件数が前年同期比で17倍に増加したとしており、米国株の人気が継続していることが分かる。
【訂正:初出で「20年1月と12月」の比較としていましたが、正しくは「19年1月と20年12月」の比較です。お詫びし、訂正させていただきます。】
「米国株取引が伸びた1年だった。(米ハイテク企業の)GAFAが強い。またズームやテスラの売買が非常に活況だ」(楠社長)
また、ドコモ口座事件などを受けてセキュリティの強化を進めていく。携帯にSMSでワンタイムキーを送る二要素認証を本格的に導入していくとした。「業界ではセキュリティのガイドラインを策定しているが、より最新の動向に目をこらしながら、楽天証券では先端のものを入れてより安全な環境を提供したい」(楠社長)
また口座数は12月に500万口座を超え、オンライン証券トップのSBI証券に迫る(記事参照)。オリコンが実施した顧客満足度ランキングでも、ネット証券部門で初の1位を獲得し、「幅広いユーザーを含めて評価をいただいた」(楠社長)と振り返った。
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