赤ちゃんに人気アイドルと同じ名前を 20年下半期「NiziUネーム」が急増:ベビーカレンダー調べ(2/2 ページ)
2020年に注目を集めたガールズグループの1つである「NiziU(ニジュー)」。赤ちゃんの名付けにも影響を与えているようだ。ベビーカレンダーは20年下半期生まれの女の子4万5670人の名前を調査。NiziUのメンバーと同じ読みの名前「NiziUネーム」がデビュー時期に増加していたことが分かった。
植物を表す漢字を用いた「ボタニカルネーム」が人気
ベビーカレンダーは同日、20年12月生まれベビーの名付けトレンドの調査結果も発表した。女の子で最も多かった名前は「楓(主な読み:かえで)」で、10月以降3カ月連続で1位となった。同社によると、紅葉が始まる秋ごろから冬にかけて毎年人気が高まる名前だという。
このほか、4位に「柚葉(主な読み:ゆずは)」「陽葵(主な読み:ひまり)」、7位に「葵(主な読み:あおい)」「芽依(主な読み:めい)」、9位に「彩葉(主な読み:いろは)」、10位に「結菜(主な読み:ゆいな)」「莉子(りこ)」など、植物を表す漢字を用いた「ボタニカルネーム」が多くなった。
男の子の名前では「蓮(主な読み:れん)」が最多。次いで「樹(主な読み:いつき)」「律(主な読み:りつ)」と続いた。「蓮」は18年以降3年連続で1位となっていて、近年最も人気のある名前だという。
女の子の読みで最も多かったのは「えま」。次いで「つむぎ」「ふうか」という結果に。「ふうか」は「楓」という字を用いることが多く、秋冬生まれに人気の高い読みだという。男の子は「はると」、2位「ゆうと」、3位「りく」となった。「はると」は18年以降、3年連続で年間読みランキング1位を獲得。また、夏は40位以下だった「あきと」が、10月12位、11月6位と順位を上げ、12月は9位にランクインした。
漢字は何が人気なのだろうか。女の子の名付けで最も人気だったのは「花」。次いで「愛」「乃」と続いた。毎年冬生まれの女の子の名付けで人気が上がる「柚」は、11月は30位だったが12月は12位と上昇した。ベビーカレンダーは、冬至にゆず湯をおこなう風習があることや「柚湯」が12月の季語であることから、12月に多く名付けられているようだと分析する。
男の子に人気の漢字は1位「斗」、2位「翔」、3位「大」となった。「斗」「翔」は10月以降3カ月連続で同位をキープしている。毎年冬に増加する「柊」は11月の74位から大きく順位を上げ12月は20位となった。柊(ひいらぎ)は正月飾りや節分のほか、クリスマスのオーナメントに使われる樹木であることから、冬生まれの赤ちゃんの名前に人気が高まるという。
名付けトレンド調査は20年12月1〜25日に、ベビーカレンダーが運営するサービスを利用した人を対象に実施。調査件数は1万1468件(女の子:5601件、男の子:5867件)であった。
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