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「スペルミス」のビール、「やっぱり発売します」 ファミマとサッポロビール:共同開発
サッポロビールとファミリーマートが、スペルミスが原因で発売を中止するとしていたビールがある。しかし、一転して発売することを決めた。
サッポロビールとファミリーマートは1月13日、デザインの一部に誤表記があることを理由に発売中止するとしていた「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」を2月2日に発売すると発表した。全国のファミマで取り扱う。
発売中止を発表した後、「本商品の取扱いを心配する声」や「発売を切望する声」など多数の意見が寄せられたという。そこで、両社で検討を重ねた結果「お客さまのご意見を真摯に受け止め、発売中止の決定を取り消す」ことにした。
同商品のパッケージには正しくは「LAGER」とすべきところが誤って「LAGAR」と表記されているが、中味の品質や成分・表示等には問題ないとしている。
同商品はファミマとサッポロビールが共同開発したもので、古くから用いられていた伝統的な製法である3回煮沸法を採用したビール。日本人による初のビール工場として開業した「開拓使麦酒醸造所」をデザインしている。
【2021年1月14日午前10時追記】
サッポロビールの広報担当者によると、1月8日に発売中止を決めたのは、「商品のパッケージもお客さまに提供する品質の一つ」と判断したためだという。ただ、発売中止の発表後、多くの消費者から「ビールを買いたい」「捨ててしまうのか?」といった声が多く寄せられたため、ファミマと協議をして、発売することにしたという。
発売中止の方針を変えなかった場合、ビールはどうなってしまったのだろうか。この点について同社の広報担当者は「廃棄に至らないさまざまな方法を検討していた」と説明する。
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