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三陽商会、150人程度の希望退職を募集 新型コロナ再拡大で経営悪化
三陽商会は1月21日、希望退職者の募集を実施すると発表した。従業員を対象に募集人員は150人程度としている。
三陽商会は1月21日、希望退職者の募集を実施すると発表した。従業員を対象に、募集人員は150人程度としている。
募集期間は2月15日〜3月5日で、退職日は3月31日。退職者は会社都合として扱い、所定の退職金に加えて特別退職金を支給する。また、希望者には再就職支援会社を通じた再就職支援も行う。
同社は、1月29日まで「セカンドキャリア支援制度」として40歳以上の正社員を対象に早期退職者を募集しているが、この制度は今回の希望退職制度に移行する。
同社の発表によると、2度目の緊急事態宣言発出などが影響し事業環境はさらに厳しくなっているという。より一層厳しい経営環境に対応するため、事業規模に見合った人員体制の構築と、利益体質の強化を図るため希望退職者の募集を行うと説明している。
特別退職金と再就職支援の費用は、21年2月期決算で特別損失として計上する予定。現時点では希望退職者の応募者数や特別退職金の金額などが未確定であるため、業績見通しへの影響は、確定次第公表するとしている。
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