「Web面接だけでは熱意をアピールできない」 緊急事態宣言で20代転職希望者が危機感 :調査で判明
2回目の緊急事態宣言が発出された。20代の転職希望者はどんな不安や危機感を抱いているのか。調査で判明。
就職情報サイトなどを運営する学情(東京都中央区)は1月22日、2度目となる緊急事態宣言の発出と、20代の転職意識に関するアンケート調査の結果を発表した。
「緊急事態宣言の発出で、『転職活動が厳しくなる』と感じることはありますか?」と尋ねると、「厳しくなると感じる」と回答した人の割合は78.3%だった。一方、「厳しくなるとは感じない」は21.7%にとどまった。
「厳しくなる」と回答した人からは、「Web面接だけでは、熱意をアピールしにくい」「経済活動の縮小で、採用数が減るのではないか」といった不安の声が寄せられた。また、「厳しくなると感じない」とした人は、その理由として「希望するIT業界は、採用数を増やしている企業が多い」や「オンラインで選考参加ができる機会が増えているので、前回の緊急事態宣言と比較すると、影響は限定的だと思う」などを挙げた。
どんな不安や危機感を抱いているのか
「転職活動に対して、『不安や危機感』を抱くことはありますか?」と尋ねると、90.5%が「不安や危機感を抱く」と回答。「不安や危機感は抱かない」という人は9.5%にとどまった。
転職活動に不安や危機感を抱くと回答した人に対し、「具体的に、どんな不安や危機感を抱きますか?(複数回答可)」と尋ねると、「希望する企業や業種の内定を得られるか」(78.7%)という回答が最も多く、「希望する企業や業種で、採用のハードルが上がるのではないか」(41.3%)、「希望する企業や業種で、採用数が減るのではないか」(36.3%)と続いた。学情は「採用のハードルが上がったり、採用枠が減ることで、内定を得にくくなることに不安を感じている20代転職希望者が多いことが分かる」と分析している。
今回の調査は、学情が運営する転職サイト「Re就活」への来訪者を対象に実施した。調査期間は1月8日〜19日で、有効回答数は493。
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