医療ベンチャーのメドレーは2月3日、代表取締役の豊田剛一郎氏が辞任したと発表した。豊田氏は今後、常勤の取締役として職務に努める。
今回の異動は、2月3日の文春オンラインの不倫報道(小川彩佳アナ夫 医療ベンチャー経営者が緊急事態宣言下の不倫を謝罪)を受けたもの。豊田氏から辞任の申し出があり、同日開催の取締役会で受理したという。豊田氏は2021年12月期に発生する役員報酬を返上し、無報酬で勤務するほか、現時点で本人が保有しているストックオプションの未行使分(32万株分、発行済株式総数比率1.03%)についても放棄する意向。なお、32万株は2月3日時点だと16億1920万円に相当する。
メドレーは2009年に瀧口浩平氏が創業。2015年2月に豊田氏が共同経営者として代表取締役医師に就任していた。
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