20代の転職で不安なことは? 3位は「企業になじめるか」、2位は「仕事内容が希望と合致しているか」、1位は……:入社後のイメージがつかめるか
20代の転職希望者はどんなことに不安を感じているのか。就職情報サイトなどを運営する学情が調査を行った。その結果は?
就職情報サイトなどを運営する学情(東京都中央区)は2月3日、20代を対象にした「転職活動で不安なこと」に関する調査結果を発表した。
「転職において不安なこと(複数回答可)」を尋ねると、「希望している仕事に、自分自身の適性があるか」(62.1%)が最も多く、「仕事内容が希望と合致しているか」(61.2%)、「転職先の企業になじめるか」(53.1%)と続いた。20代は、現職と異なる業種や職種への転職を希望するケースが多い。そのため、学情は「希望する仕事への適正」を不安に感じている人が多いのではないかと分析している。
「転職前に知っておきたいこと(複数回答可)」を尋ねると、「具体的な仕事内容」(82.1%)が最も多く、「職場の雰囲気」(71.3%)、「1日のスケジュール例」(53.7%)と続いた。アンケートの参加者からは、「転職の決断に覚悟を持つために、実際にどのような仕事をするかは、より詳細に知っておきたい」や「具体的な仕事内容がリアルに分かると、求められている人物像や必要なスキルもイメージしやすい。企業の期待と、自分自身ができることのミスマッチをなくせると思う」といった声が寄せられた。
「副業やインターンシップなどで、入社前に仕事体験ができたり、企業の雰囲気を知ることができる機会があったら志望度が上がりますか?」と質問すると、全体の74.1%が「志望度が上がる」と回答した。回答者からは「入社後のミスマッチを防ぎたい」や「企業や社員の雰囲気を知った上で入社を決めたい」といった意見が出ている。こういった声を踏まえ、学情は「仕事や社風のリアル」を伝えることで、「入社や選考参加を決める後押しになることが伺える」としている。
今回の調査は、学情が運営する転職サイト「Re就活」への来訪者を対象に実施した。調査期間は1月20〜29日で、有効回答数は335人だった。
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