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コロナ直撃、銀座ルノアールが赤字転落へ 売上半減、最終赤字21億円予想:21年3月期
銀座ルノアールが、これまで未定としていた2021年3月期(20年4月〜21年3月)通期連結業績予想を発表。純損益は21億2000万円の赤字(前期は5100万円の黒字)になる見通し。
銀座ルノアールは2月4日、これまで未定としていた2021年3月期(20年4月〜21年3月)通期連結業績予想を公表し、純損益が21億2000万円の赤字(前期は5100万円の黒字)になりそうだと発表した。売上高は41億円(前期比49%減)、営業損益は19億2700万円の赤字(前期は4億1400万円の黒字)を見込む。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛、営業時間の短縮要請、テレワークなど働き方の変化の影響で、来店者数が減少。2回目の緊急事態宣言による影響も「しばらく受け続ける見込み」という。人件費の削減、賃料の減免交渉、不採算店舗の撤退などコストカットを進めるが、売上高の減少をカバーできていない。
同日発表した21年3月期第3四半期(20年4〜12月)連結業績は、売上高が前年同期比48.6%減の31億9900万円、営業損益が14億7700万円の赤字(前年同期は5億9200万円の黒字)、純損益が14億1900万円の赤字(同4億2000万円の黒字)と減収減益だった。
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