2021年2月9日の株式市場で、マスクなど衛生材料大手メーカーの川本産業(東証2部)が大幅下落。前日比172円安(-8.51%)の1849円で取引を終えた。
同社は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、医療機関や介護施設向け製品を販売するメディカル事業、大手量販店やドラッグストア向けに販売するコンシューマ事業が好調。
2月8日に発表された第3四半期決算では、売上高236億円(前年同期比28.9%増)、営業利益11億1600万円(同約17.4倍)、経常利益11億6900万円(同889.3%増)、純利益9億3900万円(同約13.8倍)と大幅な増収増益だった。通期の業績予測も上方修正されたが、株式市場では「材料出尽くし」とみて、利益確定の売りが集まったもようだ。
川本産業の株価は、20年1月8日は439円だったが、2月3日には4000円まで高騰。4月に1300円台へ下落し、10月まで同価格帯だったが、11月から再び上昇に転じていた。
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