「鬼滅」のドリルに申し込み殺到! ベネッセが30万冊増刷し、計60万冊を用意:当初は先着12万人
ベネッセが全国の小学生に「鬼滅の刃」とコラボレーションした漢字計算ドリルを無償提供すると発表した。申し込みが殺到したため、急きょ増刷して合計60万冊を用意することにした。
ベネッセコーポレーションは2月16日、全国の小学生に無償提供する「鬼滅の刃」とコラボレーションした漢字計算ドリルを増刷し、計60万冊用意すると発表した。
2020年、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて一斉休校が行われた。その影響を調べるため、ベネッセは1月に小学校の教員515人を対象に調査を実施した。すると、4割以上の教員が「例年よりも子どもの学習内容の理解が浅くなっている」と感じていることが明らかになったという。そこで、「進研ゼミ小学講座」を展開する同社は、子どもたちの理解不足を補うために、鬼滅の刃とコラボした計算漢字ドリルを無償提供することにした。
2月1日に申し込み受付を開始し、先着12万人に届ける予定だった。しかし、受付開始から14時間で“枠”が埋まってしまったため、先着30万人にまで拡大して提供することに。2月2日、申し込みが人数が30万人に達したため、受付を終了した。その後、保護者から「子どもが『鬼滅の刃』のドリルで勉強したがっているので、なんとか送ってほしい」「炭治郎達と勉強できるドリルなら、苦手な漢字・計算もがんばれそうなので、ぜひ申し込み受け付けを再開してほしい」といった声が多数寄せられたという。そこで、ドリルをさらに30万冊増刷することにした。
漢字計算ドリルには「善逸が『ひめい』を上げる」「炭治郎が炭を67本作りました。この炭を7本ずつたばにします。7本ずつのたばは何たばできて、何本あまるでしょう」といったように、鬼滅の刃に関連した問題が出題されている。
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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