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積水ハウス子会社で社員が不正 アパートオーナーに被害を与え懲戒解雇:無断で領収書を作成
積水ハウス不動産中部は、元社員が工事代金名目でアパートオーナーから不正に金銭を取得していたと発表した。会社に無断で領収書を作成し、オーナーに発行していたという。
不動産の売買などを手掛ける積水ハウス不動産中部(名古屋市)は2月17日、元社員が工事代金名目でアパートオーナーから不正に金銭を取得していたことが判明したと発表した。
発表によると、諏訪賃貸営業所(長野県諏訪市)に在籍していた元社員が会社に無断で領収書(合計金額250万円)を作成し、長野県内のオーナーに発行していたことが2月7日に判明したという。元社員は領収書と引き換えにオーナーから現金を受け取り、自分で消費した。そのため、同社は元社員を2月13日付で懲戒解雇した。被害に遭ったオーナーに対して直ちに被害金額を返還するとともに、問題のある工事契約などがないかどうか確認を進めているという。
同社は「被害に遭われたお客様をはじめ、お取り引き頂いているお客様並びに関係者の皆様には多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしておりますことを、あらためまして深くお詫(わ)び申し上げます」としている。
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