「バイトル」運営会社が「インディード」のCMに注意喚起 YouTube上のCMは取り下げ:Indeed Japanは事実関係を調査中
求人広告サイト「バイトル」を運営するディップが「IndeedのCMに関する注意喚起」という文書を発表した。これを受け、Indeed JapanはYouTube上で公開していた自社CMを取り下げた。Indeed Japanは現在、社内で事実関係を確認している。
求人検索エンジン「Indeed」を運営するIndeed Japanは2月19日、YouTube上で公開していた自社CMを取り下げた。このCMは地上波でも放映している。同社の広報担当者によると、求人広告サイト「バイトル」を運営するディップが同日公表した「IndeedのCMに関する注意喚起」という文書を受けての対応だという。現在、Indeed Japanは社内で事実関係を確認している。
取り下げられたCMは「全然知らなかった」編と「街頭インタビュー編」の2種類ある。後者のCMでは、「インディードはあらゆる求人サイトの情報をまとめて検索できるって知っていますか?」と街頭インタビューを行っている。
ディップは、「『バイトル』『バイトルNEXT』及び『はたらこねっと』の求人情報は、『Indeed』で見ることができませんので、ご注意ください」としている。同社は2020年10月からIndeedに対する求人情報の提供を中止しているという。また、「このような誤ったCMは、コロナ禍で苦しむユーザーの皆さまに誤解を与え機会損失を被らせるものであり、弊社は、そのようなことはあってはならないと考えております」と強く主張している。
【2021年2月19日午後6時追記】
ディップの広報担当者によると、同社は今回のCMを受け、Indeed Japanに対して抗議をしたという。また、求人情報をIndeedに提供しなくなった理由として「(自社の)掲載基準にそぐわない求人情報が多数掲載されているため」としているが、その詳細については回答を差し控えた。
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