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新型コロナ、空港を直撃 那覇空港で13店舗が撤退 休業も31店:コロナ前は141店舗
新型コロナの感染拡大の影響で、那覇空港ビルディングに入居する飲食店や物販のテナントが13店舗撤退していることが分かった。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、那覇空港ビルディング(NABCO)に入居する飲食店や物販のテナントが13店舗撤退していることが、18日までに分かった。8月までに7店舗が撤退に向け協議していたが、夏以降、さらに6店舗増えた。国際線の運休が主な撤退の原因で、半数以上は国際線や際内連結ターミナルに入居していた。
拡大以前の2020年1月は141店舗あったが、現在は31店舗が休業し、営業するのは97店舗にとどまる。コロナと関係なく支店の統廃合で撤退したテナントや、ビル内で2店舗展開していたのを1店舗に縮小するケースもある。ただ、大半は新型コロナで観光客が減少したことによる収益悪化が影響している。
NABCOは4〜6月に家賃を減免し、支払期限を延長するなどの対策を講じた。トータルの家賃減免額は1億6300万円に上るという。安里昌利社長は16日の県議らとの会合の場で「現在営業する97店舗も大半は赤字。だが、コロナの収束後を見据えて、いい場所を確保するためにとどまっている」と分析した。
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