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ヤフーとLINEの経営統合で、持ち株会社「Aホールディングス」誕生:3つの意味を込めた
ヤフーとLINEの経営統合に向け、ソフトバンクがNAVERと共同出資する持ち株会社の商号を「Aホールディングス」にすると発表。傘下にはZホールディングス、さらにその下にヤフーとLINEの事業会社がぶら下がる。
ソフトバンクは2月24日、ヤフーとLINEの経営統合に向け、韓国NAVERと共同出資する持ち株会社の商号を「Aホールディングス」(AHD)にすると発表した。同社の傘下にZホールディングス(ZHD)、さらにその下にヤフー、LINEの事業を引き継ぐ会社がぶら下がる。
NAVER創業者のイ・ヘジン氏がAHDの会長に、ソフトバンクの宮内謙社長がAHDの社長にそれぞれ就任する。この他、現LINEのファン・インジュン取締役、ソフトバンクの藤原和彦取締役も、AHDの取締役に就く。
AHDの「A」には(1)「A-to-Z」の英語表現の意味の通り、グループ全体でシナジーを創出すること、(2)今後、グループ全体でAIを活用した事業領域に注力していくこと、(3)まずはアジア(Asia)へ事業を展開し、将来はグローバルに事業を広げていくこと──といった意味を込めたという。
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