2015年7月27日以前の記事
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増え続けるSaaSをどう管理するか? メタップスが管理サービスを提供する狙い(2/3 ページ)

複数のSaaSが急速に導入されたため、課題も表面化してきた。会社全体で見ると各SaaSの利用状況が把握できず、アカウントの管理も煩雑だ。退職時にアカウントの消し忘れなども発生し、セキュリティリスクもはらんでいる。こうした状況に対して、シングルサインオン機能と、利用状況の可視化などを提供しようとしているのが、メタップスだ。

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1つのダッシュボードで各SaaSの権限設定

 ただし、利用状況の可視化はスポットでのニーズも高く、メタップスクラウドの継続課金モデルとの相性は悪い。そこで、複数のSaaSへのシングルサインオン、一括管理の仕組みも併せて提供する。


SaaSの管理、ユーザー管理をメタップスクラウドの管理画面で一括して行える機能を提供する(メタップス)

 シングルサインオンとは、1つのIDとパスワードで複数のSaaSにログインできる仕組み。社員はSaaSごとのID/パスワード管理、都度のログインから開放され、メタップスクラウドにログインすれば、必要なSaaSを利用できるようになるというわけだ。アクセス時の端末制限、IP制限、多要素認証などの機能も用意しており、全体のセキュリティレベルも向上する。

 さらに、管理部門は複数のSaaSの権限設定を、メタップスクラウドの管理画面から一括して行えるようになる。

 「組織やチームごとに各SaaSの権限を設定できるようにする。例えば、経理部門に異動になったら、経理向けにあらかじめ設定したSaaSのアカウントセットを追加できるようにしてきたい」(山崎氏)

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