ニュース
ファミマ、新開発のTシャツやキャミソールを発売 「緊急用」のニーズではなく普段使いを目指す:有名デザイナーと共同開発
ファミマが新しい機能性インナーを発売する。これまでの商品は緊急的に購入されることを前提にしていた。機能性を訴求し、普段使いのニーズを開拓する。
ファミリーマートは3月1日、有名ファッションデザイナーと共同開発した機能性インナー(紳士・婦人)を発売すると発表した。3月23日から全国のファミマ店舗で取り扱う。
紳士向けとして「インナーTシャツ」(税込1089円、以下同)、「ボクサーパンツ」(649円)、「リブソックス」(429円)を販売する。また、婦人向けとして「キャミソール」(1089円)、「ショーツ」(649円)、「ショートソックス」(429円)を用意した。男女兼用のアイテムとしては、「アウターTシャツ」(1089円)、「今治タオル」(539円)、「エコバッグ」(539円)がある。
これらの商品には、旭化成の機能糸「ペアクール」や、伊藤忠商事が取り扱う再生ポリエステル「RENU(レニュー)」などを使用しており、機能性の高さも消費者に訴求していく。
これまでもファミマはインナーを販売していた。しかし、広報担当者によると、位置付けとしては「靴下に穴が開いた」「シャツが汚れた」際に買い求める「緊急購買」用だったという。同社としては、緊急用ではなく日常使いしてもらえる商品を提供し、売り上げアップにつなげたい考えだ。
ファミマは21年9月に設立40周年を迎える。今後、新しい衣料品だけでなく、さまざまな新サービスやキャンペーンを実施していくという。
関連記事
- レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - 1000円に手を出す「ダイソー」と100円にこだわる「セリア」 コロナ禍でも好調な業界に変化
コロナ禍でも100円ショップ業界が好調だ。「2強」のダイソーとセリアでは戦略が大きく異なる。キャンドゥとワッツの独自戦略にも迫る。 - パソナの淡路島移転は「島流し」なのか? 移住した副社長が感じた“思った以上のポテンシャル”とは
パソナグループは、東京にある本社機能の一部を淡路島へ移転させている。移住した副社長に環境や社員の働き方がどう変わったのか聞いた。副社長は思った以上のポテンシャルを感じている。 - スシローとくら寿司 「価格帯」と「シャリ」から見えた戦略の“決定的”な違いとは
大手回転寿司チェーンのスシローとくら寿司。標準的な寿司の重さはほぼ一緒。しかし、価格とシャリの違いから戦略の違いが見えてきた。 - 「100円×3個=301円」問題でセブンが公式に謝罪 見習うべきは「イオン方式」か
「税込100円×3個=301円」問題で混乱が起きたセブン。お客が困惑した根本原因は事前告知が不足していたことだ。ただ、イオンが採用する価格表記を採用する道もあったかもしれない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.