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コクヨ、適度に揺れるチェアを発売 在宅ワーク向け:デザインにも配慮
在宅ワーク用のチェアを購入する人が増えている。コクヨは姿勢をサポートするだけでなく、自宅のリビングなどになじむようなデザインの新商品を発売する。
コクヨは3月2日、在宅ワークチェア「cuna(クーナ)」を発売した。メーカー希望小売価格は税別3万5300円。
コロナ禍の影響で在宅勤務が広がっている。多くのビジネスパーソンは、自宅のリビングやダイニングといったプライベートな空間で仕事をしている。そこでコクヨは、長時間快適に座れるという機能性だけでなく、「部屋のインテリアにもなじむ」という発想を取り入れてクーナを開発した。
シンプルでコンパクトな造形と風合いのある張り地を採用することで、在宅ワーク用だけでなく、ダイニングチェアとしても利用できるようにした。
脚部には、適度に揺れる「ソリ脚」を採用。「前傾」「アップライト」「後傾」という3つの姿勢に対応する角度設計で、作業しやすい姿勢をサポートする。また、長時間の着座に耐えられるように、座面には厚手のモールドウレタンクッションを使用している。
コクヨは2020年12月、個人向けオフィス家具の「ECモールサイト売上前年比・販売ランキング」を発表している。ランキングによると、ECモールサイト(Amazon、楽天、Yahoo!)におけるオフィス家具の売り上げは緊急事態宣言が発令された20年4月から大きく伸びている。全商品の売り上げランキング上位5位のうち、4つをチェアが占めており、在宅ワーク向けの需要が大きいことを示している。
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