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脱サラ経営者、「会社員に戻りたい」は全体の1割 コロナ禍でも事業継続に意欲(2/3 ページ)

20代から60代までの脱サラ経営者551人に、コロナ感染拡大の経営への影響や、独立時の状況、独立前の副業などを調査した。

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脱サラを決意した理由 トップは?

 脱サラ経営者が独立を決意した理由のトップは「もっと自分の自由になる仕事がしたかった(41.6%)」で、前回調査から3割増えた。「家で仕事がしたかった」も2割(19.5%)と高く、収入増よりも働く条件に魅力を感じている心情が見て取れる。

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 また独立時の不安については「十分な収入が得られるか(60.0%)」が最多だった。「生活していけるか(51.0%)」「仕事が軌道に乗るか(46.7%)」など先の見えない将来に対する不安もうかがえる。

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 独立初年度の年収については「300万円未満」が最も多かった。独立後すぐに収益を伸ばせる人は少なく、軌道に乗るまでは独立前より年収が下がる傾向にある。

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 独立検討時にしておけばよかったと思うことは「自分と同じ環境、状況の人との交流(20.7%)」「同じ分野、業態の先輩との交流(15.3%)」「融資・助成金の知識習得(14.2%)」の順となった。

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 独立前の副業については3割(26.3%)が経験していて、独立3年未満の経営者においては約半数(45.5%)が副業経験者との結果になった。そのうち6割(59.8%)は「副業していたことが独立に生かされた」と回答した。

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 独立後の仕事の変化については「自分の裁量で仕事をすることが増えた」が7割だった。また、約半数(46.7%)が「仕事の成果を人から評価される機会が増えた」と感じている。自由に仕事ができる一方で、成果を人から評価される厳しさも受け止めていることが分かった。

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