パナの高級トースター「ビストロ」は、なぜ2倍ペースで売れているのか:水曜インタビュー劇場(アツアツ公演)(5/5 ページ)
パナソニックが高級トースター「ビストロ NT-D700」を発売した。価格は3万円近くするのに、前年比2倍ペースで売れているという。従来機と比べて、デザインが大きく変わったビストロはなぜ売れているのか。担当者に聞いたところ……。
高級トースター、今後は?
土肥: ここで気になることが一つ。バルミューダのザ・トースターが誕生して、今年で6年目。高級&オシャレなトースターを発売するのは、ちょっと遅すぎませんか?
内田: 発売当初から、もちろん意識はしていました。当時、発売している商品の機能を高める形で動いていたので、すぐに方針を変えることはできませんでした。高級トースター市場は盛り上がりをみせていましたが、それでもシェアは1〜2%ほど。その市場に参入すべきかどうか、様子を見ていたこともあって、新商品をこのタイミングで販売することになりました。
土肥: 今後、この市場はどうなると思いますか?
内田: 高級トースターが生まれたことで、トースター市場全体が大きく変わりました。他社からも「フラッグシップ」と呼ばれる商品が出てきましたので、この活況はしらばらく続くのではないでしょうか。
土肥: そうした状況の中で、パナソニックが突き抜けていくには?
内田: ビストロの良さとは、何か――。消費者に、まだまだ伝わっていません。まずは、そこから始めることが大切かなあと思っています。
(終わり)
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