コラム
総務が出社しなくてもやりくりできる リモートで業務を行うためのツール10選:総務のための「オフィス」再考
総務が企業のボトルネックにならないように「総務自らのDX」が必要とされる中、具体的に効果(即効性)があるツールを、体系的に整理・紹介します。
連載:総務のための「オフィス」再考
これまでの連載記事では、コロナ対策としてなるべく工事なしでオフィスレイアウトを変更する方法、オフィス内の換気の基礎知識、そしてWeb会議用ブースの選び方を紹介しました。今回は総務が会社に行かなくともやりくりできるように、“総務DX”を進める方法と10種類の具体例を紹介します。
総務の重要な任務の一つに「社員が気持ちよく、快適に働き、生産性を上げられる」オフィス環境を提供することが挙げられます。この使命はリモートでも変わりません。目的は一緒でも、オフィス内とリモート先では手段が変わります。リモート環境の整備で一番有効な手段の一つは、デジタル化(DX)ではないでしょうか。
マーケティング、営業プロセスなど、企業のフロントサイドでのDXが進行している一方、バックオフィスである総務自身のDXはあまり進んでいないでしょう。コロナ禍では、いわゆるハンコ出社に限らず、請求書の処理、郵便物の仕分け、空調・換気、来客対応、テレワーク中の社員からの要望への対応──など、課題が露呈する格好となってしまいました。普段、社員からアレコレ頼まれる総務の立場上、どうしても会社へ出社するほうが業務を遂行しやすいというのが現状です。
全社員の働き方が多様化する時代では、こうした対応は「もう無理」でしょう。総務が企業のボトルネックにならないように「総務自らのDX」が必要とされる中、具体的に効果(即効性)があるツールを、体系的に整理・紹介します。
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