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りそな銀行、横浜銀行と信託代理店契約 ファンドラップを提供
りそな銀行は3月15日、横浜銀行と信託代理契約を結び、ファンドラップ機能を提供すると発表した。横浜銀行はこれを用い、4月19日から顧客に「横浜銀行ファンドラップ」の提供を開始する。
りそな銀行は3月15日、横浜銀行と信託代理契約を結び、ファンドラップ機能を提供すると発表した。横浜銀行は4月19日から代理店として、顧客に「横浜銀行ファンドラップ」の名称で提供を開始する。
ファンドラップとは、投資一任契約にもとづき金融機関に運用を一任、顧客ごとに異なった資産配分で運用を提供するサービス。投資信託よりも包括的なサービスを提供する一方で、運用コストは高めに設定されることが多い。りそな銀行は2017年2月に取り扱いを開始し、グループ4行の運用残高は約5100億円となっている。
各金融機関はこれまで、自社で開発した商品を自社で販売する垂直統合型モデルが一般的だったが、昨今、他社の商品を取り扱う水平分業の動きが加速している。りそなが、グループ外にファンドラップサービスを提供するのは今回が初めて。
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