「#麒麟がくる」「#青天を衝け」Twitterでのハッシュタグ出現数を調査 男女の反響に差
NHK大河ドラマ「#青天を衝け」と、前シーズン作品の「#麒麟がくる」を対象にしたTwitterトレンドの調査結果。
SNSの分析ツールを開発・提供するCINC(東京都港区)は、2月に反響の多かったハッシュタグ(#)トップ100の中から、NHK大河ドラマ「#青天を衝け」と、前シーズン作品の「#麒麟がくる」を対象に、Twitterトレンドの調査結果を発表した。
ハッシュタグの出現数を調べると「麒麟がくる」は、71万7100だった。最終話の放送時にTwitterの公式サイトで公開された、主演の長谷川博己さんのラストメッセージを届ける投稿が、出現数の伸びに大きく影響した。
新たに放送が開まった「#青天を衝け」は80万6770で、放送開始日に一気にハッシュタグが出現。その後も放送日に合わせて出現数を伸ばしランキング上位に入った。
ユーザーの傾向の違いは?
次に「#麒麟がくる」と「#青天を衝け」の出現数に影響を与えている、ユーザーの傾向や属性を比較した。放送日から翌日にかけてツイート数やハッシュタグ出現数が増加する傾向は共通していたものの、ユーザーの属性には違いが見られた。
「#麒麟がくる」は男性44%、女性31%と、男性による反響が優勢だった。一方「#青天を衝け」では男性38%、女性55%と女性が多く、ユーザーに占める男女の比率が逆転する結果となった。
その背景には女性ユーザーの反響が関わっている。「#麒麟がくる」では「長谷川博己さん」が上位にランクインするも、以降は「信長様」「帰蝶様」などの役名が上位を占め、ストーリー中の登場人物に注目が集まっていた。「#青天を衝け」は出演者に注目が集まる傾向があり、出演俳優の女性人気の高さが反響数の増加を後押しした。
次に「#青天を衝け」を含むツイートを分析したところ、草なぎ剛さんや主演の吉沢亮さん、そして草なぎ剛さん演じる徳川慶喜に言及するツイートが多かった。またこれらのキーワードを含むツイートに対しポジティブな反響が多かった。
「青天を衝け」の公式Twitterアカウントのフォロワー数は3月23日時点で9万6500だ。今後のドラマの展開や公式Twitterアカウントでのコミュニケーションを通じて、ハッシュタグの出現数、公式Twitterアカウントのフォロワー数はどのように変化していくのか。SNSでの影響力もヒットの要素になることから、今後のプロモーション戦略に注目だ。
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