コナミスポーツ(東京都品川区)は3月22日、コナミスポーツクラブとエグザスの計16施設を5月31日に営業終了すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大による利用客の減少を受けたものとみられる。
対象となるのは、コナミスポーツクラブ大谷地(北海道)、高崎(群馬県)、西葛西(東京都)、東松原(同)、新潟(新潟県)、一宮(愛知県)、草津(滋賀県)、今里(大阪府)、和泉府中(同)、香里園(同)、姫路中央(兵庫県)、松山(愛媛県)、福岡マリナタウン(福岡県)、筑紫野(同)、大分明野(大分県)とエグザス西九条(大阪府)。コナミスポーツジュニアスクール西葛西とコナミスポーツテニススクール西葛西は営業を継続する。
コロナ禍のジムに関しては、oricon MEが3年以内にフィットネスクラブに通ったことのある男女5206人を対象に調査したところ、1年以内の退会者のうち44.1%が「新型コロナウイルの影響があったから」と回答。施設の利用頻度も減少するなど、厳しい状況に直面している。
コナミスポーツは緊急事態宣言の解除を受けて特別休会の設定を3月末で終了する。4月以降は新型コロナウイルスの感染拡大防止に細心の注意を払いつつ、利用者の健康をサポートする新たなサービスを順次展開するとしている。
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