ニュース
テスラ、ビットコインでEV購入可能に 受け取ったビットコインは法定通貨に替えず
米テスラのイーロン・マスクCEOは、ビットコインによるテスラ車購入の受け付けを米国で開始したことを明らかにした。年内にも米国外に拡大する。
米テスラのイーロン・マスクCEOは、ビットコインによるテスラ車購入の受け付けを米国で開始したことを明らかにした。年内にも米国外に拡大する。
テスラ宛にビットコインを送金することで支払えるようにする。ビットコイン以外は受け付けない。受け取ったビットコインは、ドルなどの法定通貨に替えることなくビットコインとして保有するという。
テスラは2月、投資方針を変更し約1600億円分のビットコインを購入した。その後のビットコイン価格上昇で、現在は約2800億円分を保有していると見られる。米マイクロストラテジーや米スクエアなどの上場企業が相次いでビットコインを購入。その動きは、香港、ノルウェー企業にも広がり、一部の上場企業が現金に代えてビットコインに投資を始めた。
また米決済大手のペイパル、Mastercardなどが相次いで決済用途としてビットコインを利用可能にした。インフレ対策としてのビットコイン保有だけでなく、その価格変動の大きさから難しいと考えられてきた決済用途でも、ビットコインの利用が始まりつつある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ビットコイン、6万ドルを超え過去最高値 時価総額は1.1兆ドルに
ビットコインは3月13日の週末、6万ドルの大台を超え過去最高値を更新した。2月中旬に5万ドルを超えてから、約1カ月でさらに1万ドル上昇した。日本円では一時672万円を付け、同じく過去最高値となった。 - テスラがビットコイン1600億円購入 価格は480万円を突破
米テスラは2月8日、ビットコイン15億5000万ドルをビットコインに投資したことを明らかにした。これを受けて、ビットコイン価格は急上昇。過去24時間で18%上昇し、480万円を超えた。 - ビットコインのファンダメンタルズとは何か? ARKレポートから読み解く
この1年で540%もの価格上昇を見せたビットコイン。米国企業や機関投資家が買っているともいわれ、新たな資産として見られることも増えてきた。しかし、ビットコインについてまわるのが「本質的な価値がない」という言葉だ。では、ビットコインのファンダメンタルズとは何だろうか? - ビットコインなぜ上昇? これまでとの違いは企業の動き
ビットコインの価格が10月22日に130万円を超え、年初来高値となった。ビットコインは価値を計算する根拠がないため、本質的な価値がないともいわれ、価格変動の大きい資産として知られる。しかし、今回の上昇はこれまでとは違う要因かもしれない。 - マスターカードが仮想通貨取り扱い発表 ビットコインは500万円突破
ビットコイン価格がさらに上昇し、507万円の過去最高値をつけた。米国時間2月10日に、大手カードブランドのマスターカードが仮想通貨の取り扱いを行うことを発表したことが好感された。