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コロナ禍で経営難のホテル業界 識者「あと1年をどう持ちこたえるかが正念場」あらゆる手段を講じる(1/2 ページ)

コロナ禍の長期化で最も厳しい状況に追い込まれているのがホテル業界だ。国内旅行者や出張者の大幅減少に加えて、2019年まで増加してきた外国人訪日客(インバウンド)が期待できないため、軒並み業績悪化に見舞われている。ホテル業界に詳しいPwCコンサルティング、リアルエステート&ホスピタリティの澤田竜次パートナーに、現状と今後の見通しを聞いた。

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 コロナ禍の長期化で最も厳しい状況に追い込まれているのがホテル業界だ。国内旅行者や出張者の大幅減少に加えて、2019年まで増加してきた外国人訪日客(インバウンド)が期待できないため、軒並み業績悪化に見舞われている。ホテル業界に詳しいPwCコンサルティング、リアルエステート&ホスピタリティの澤田竜次パートナーに、現状と今後の見通しについて聞いた。


澤田竜次(さわだ・りゅうじ) 1989年に第一勧業銀行(現みずほ銀行)に入行。大企業等の資本市場からの資金調達に絡むファイナンシャルアドバイザリー業務を経験した後、2000年に会計事務所系のコンサルティンググループに入社。主としてM&A戦略、企業再編・再生関連ビジネスを経験した後、07年1月よりホテル部門の立ち上げを主導。ホテルおよび不動産事業会社に対する戦略コンサルティング業務およびホテルの開発・売買時におけるアドバイザリー業務を提供。16年より現職。不動産、ホテル・旅館、テーマパーク、レジャー産業のクライアントに対して、事業戦略立案支援からコンサルティング業務、マーケット・フィージビリティスタディ、ホテルコンセプト策定支援などの業務を提供している。名古屋市出身。55歳

都市部のホテルは苦境に

――ホテルの現状をどのように見ていますか。

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