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パソナ、仕事が減った他社の若手社員を支援 働く場所は淡路島、給与を支払うのは所属企業:研修も実施
コロナ禍の影響で、自宅待機や休業を余儀なくされている若手社員がいる。パソナは、そうした社員に淡路島で働く機会を提供する。給与は所属企業が支払う。
パソナグループは4月1日、コロナ禍の影響で自宅待機や休業などを余儀なくされた他社の新入社員・若手社員を支援する「フレッシュキャリアアッププログラム」を開始した。同社が兵庫県淡路島で展開する施設やオフィスなどで、1年間働いてもらう。若手社員の雇用維持・育成・キャリアアップが狙い。同プログラムには約1000人が参加することが決まっている。
対象となるのは「コロナ禍において企業活動に影響を受ける企業及び、同企業にて就業期間が5年以内の若手社員」とした。若手社員は、パソナグループに在籍出向し、原則として1年間働く。
業務内容は、「サービス分野」(接客・販売、調理、テーマパークキャスト)と「営業・BPO業務・管理部門」(Web制作、契約書作成、広報業務)の2種類ある。パソナグループは、家賃補助、通勤補助、夕食補助といった就業サポートを行う。給与は、勤務日数・時間に応じて所属企業が支給する。
業務と並行して、ビジネスマナー講座やイノベーション講座といった研修も提供する。
同社は、2021年3月以降に卒業予定の未就労者(大学、大学院、短大、専門学校、高校)を対象に、キャリア形成プログラム「ギャップイヤープログラム」を提供している。これは、コロナ禍の影響で働く場所を見つけられなかった若者に就労の機会を提供するだけでなく、ビジネスの基礎を習得してもらうのが狙い。同プログラムの参加者も淡路島で勤務することになっている。
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