ウェルスナビ、預かり資産4000億円突破
ロボアドバイザーサービスWealthNaviを提供するウェルスナビは、3月31日時点で預かり資産残高が4000億円を突破したと発表した。3000億円突破は2020年10月9日。約半年で1000億円を積み増した。
ロボアドバイザーサービスWealthNaviを提供するウェルスナビは、3月31日時点で預かり資産残高が4000億円を突破したと発表した。3000億円突破は2020年10月9日。約半年で1000億円を積み増した。
WealthNaviは国内トップシェアのロボアドバイザーサービス。20年12月22日に上場し、調達した資金で広告宣伝などを行い、預かり資産残高増加を加速させている。2月には、NISA口座での自動運用を行える「おまかせNISA」の提供も開始した。
個人投資家の長期運用に適した投資信託と比較しても、運用する残高はトップクラスとなってきた。国内バランス型投資信託の純資産額トップは、東京海上の「円資産バランスファンド(毎月)」で6376億円。2位はアセットマネジメントOneの「投資のソムリエ」で4958億円、3位は日興アセットマネジメントの「財産3分法ファンド」で3600億円となっている。また米国インデックスへの低コスト投資で人気の三菱UFJ国際投信「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は3397億円だ。
ウェルスナビの柴山和久CEOは、「次のマイルストーンは預かり資産1兆円」としている。今後、ロボアドバイザーサービスだけでなく、個人資産管理(PFM)事業、クレジットカード、株式取引、保険、送金などを組み合わせ、総合的な金融アドバイスを行う個人向け金融プラットフォームを目指す。
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