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音声SNS「Clubhouse」は1カ月でどう変わった? 4月には“投げ銭機能”も実装:LINEリサーチ調べ
LINEリサーチが音声SNSサービス「Clubhouse」に関する第5回目の調査結果を発表。
LINEが運営する「LINEリサーチ」は4月5日、音声SNSサービス「Clubhouse(クラブハウス)」に関する調査結果を発表した。対象はLINEを使用している15歳〜59歳の男女1060人で、2月27日にインターネットで実施した(1月30日〜31日に1回目、以後1週間ごとに実施し、今回が5回目)。
Clubhouseを「知っている」と答えた人の割合は、1回目の調査では19%だったが、5回目の調査では69%まで上昇した。年代による差異は少なく、1カ月で各年代に浸透したことが伺える。
利用経験率は1回目の2%から5回目には7%まで上昇。10代、20代は3回目、30代、40代は4回目、50代は5回目調査の数値が大きくなっている。
利用経験者の職業を見ると3回目の調査では学生が28%と突出していたが、4回目の調査では製造業が10%、医療・福祉関連が10%、パート/アルバイト(フリーター)が14%、5回目の調査では製造業が14%、IT・通信・インターネット関連が13%、金融業・保険業が7%、飲食業・飲食関連が6%と社会人の利用が増加した。
なお、Clubhouseを運営する米Alpha Explorationは4月5日(現地時間)、“投げ銭機能”となる「Clubhouse Payments」を発表。仲介手数料をとらず、クリエイターのマネタイズを支援していくとしている。
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