青山商事の「首枕になるジャケット」が人気 仕事中のリラックスタイムに商機:商品数を5倍に増加
青山商事が販売している首枕として使える「ネックピロージャケット」がコロナ禍で人気を博しているという。
青山商事が販売している「ネックピロージャケット」(1万3200円)がコロナ禍で人気を博している。高機能ジャケットでありながら、ちょっとした休憩時間に活用できるようにしたアイデア商品だ。
ネックピロージャケットは、裏地に専用の袋を取り付け上着そのものを収納することで、首枕(ネックピロー)として利用できるように工夫した同社のオリジナル商品だ。優れた防シワ性を生かした商品で2018年から販売している。
当初は出張や外出先の移動時に使えるアイテムとして開発したという。しかし、コロナ禍でシェアオフィスの利用や在宅勤務が定着し、休憩中に「リラックス」できる商品として話題に。担当者によると20年に用意した着数はほぼ完売し、21年は前年比の5倍となる2万5000着を用意する。
広報担当者は「ネックピローに早変わりするというインパクトと、ジャケットに戻した時に、シワがほとんど気にならないほどの防シワ性が支持されています」と話す。
また、機能性の高さも人気の理由の1つだという。ネックピロージャケットの表生地には東レとタイアップして開発した生地「ブリーズクールPT」を使用。高い遮熱効果と通気性を持ち、衣服内の温度上昇を抑制。屋外でも快適な着心地を体感できるとしている。
また、セットアップスーツとしても着用できるよう同生地のパンツ(8690円)も用意した。色はネイビー、グレーの2色を展開する。ジャケットとパンツは、4月8日から洋服の青山と公式オンラインストアで販売している。
コロナ禍でオンライン会議などで着用できるジャケットや高機能スーツの人気が高まっている。AOKIが発売した「アクティブワークスーツ」は発売から2カ月で販売着数7000着を突破。4月2日からストレッチ性を20%高めた第4弾となるアクティブワークスーツの追加販売を実施している。また、ワークマンなども高機能スーツを販売している。
関連記事
- AOKIの”4800円”スーツが好調 「パジャマスーツ」は世界各国から注文が
紳士服大手のAOKIが発表した、立体製法とオリジナル素材を採用した「アクティブワークスーツ」の予約状況が好調だ。 - 作業服メーカーが「スーツ型ワークウェア」発売 ワークマンや水道工事会社からも高機能ウェア続々
作業服製造販売のアイトスは4月1日、ビジネススーツ型ワークウェア「アクティブスーツ」を発売すると発表した。 - AOKI 春夏向けのパジャマスーツ発売 デニムルックでよりカジュアルに
AOKIは3月5日、春夏仕様の「パジャマスーツ」を発売した。全国のAOKIおよび公式オンラインショップで販売する。 - 開店1カ月目で黒字達成 「24時間無人」の古着店 店員不在でも支持されるワケ
東京都中野区にちょっと変わった古着店がある。24時間営業で店員がいない店、その名も「ムジンノフクヤ」 - 青山商事 ”ジャケット見え”するカーディガン発売 リラックス感ときちんと感を演出
青山商事は2月24日、テレワーク向けカーディガンを販売すると発表した。“リラックス感”とジャケット見えする“きちんと感”を演出し、リモート会議などでの着用を提案する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.