AOKIの”4800円”スーツが好調 「パジャマスーツ」は世界各国から注文が:幅広いシーンで着用を(1/2 ページ)
紳士服大手のAOKIが発表した、立体製法とオリジナル素材を採用した「アクティブワークスーツ」の予約状況が好調だ。
紳士服大手のAOKIが発表した「アクティブワークスーツ」の予約状況が好調だ。立体製法とオリジナル素材を採用した商品で、2月1日から公式オンラインショップで予約販売を開始したところ、わずか3日で予定数量に達したという。追加分も完売し、3回目に用意した商品も完売に近い状態だという。
同社広報担当者によると、コロナ禍でリモートワークが定着し始めた20年7月頃から「リラックスしながらも仕事の時はきちんとしていたい」「自宅で何を着たらいいのか分からない」という声がお客から寄せられたという。そこで同商品の開発に着手した。洗えるだけでなく、風合いとストレッチ性を重視したオリジナル素材を採用。パンツは、座っていても快適なウエスト伸縮仕様とし、長時間着ていても疲れにくく、気軽に着られる機能性を重視した。
色は黒で、サイズはS、M、L、LLの4種類。価格は上下セットで4800円(税込、以下同)と手ごろな価格に設定。また、ジャケットとスラックスを別々で購入できるようにした。
同社は開発にあたり社内ヒアリングを実施。「着心地も値段もカジュアルで、気軽に手にできるものをお客様は求めている」という結果から「上下で1万円をきる」金額設定にしたという。また、コロナ禍でお客と販売員の接触を極力控えるため「ECで購入しやすい」という点に配慮。上下別での販売を行い、わかりやすいサイズ構成や価格設定を目指した。
同社はアクティブワークスーツを「スーツ業界のグレートリセット」と位置付ける。「スーツは仕事着」というイメージをリセットし、“スーツをもっと自由に”着用してほしいと訴える。「仕事だけでなく、人生の幅広いシーンで着用できる『スーツの可能性』を感じていただきたい」(広報担当者)。
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