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無印良品、衣料品と生活雑貨を値下げ コロナ禍で強まる生活防衛意識:新たな需要に対応(1/2 ページ)
無印良品が衣料品と生活雑貨を値下げする。コロナ禍をきっかけに、日常的に利用する商品が売れるようになった。価格改定する商品もそうした分野に集中している。
無印良品を展開する良品計画は4月8日、衣料品・生活雑貨を値下げすると発表した。
主な対象商品は「ムラ糸天竺編みTシャツ(紳士・婦人)」(1290円→990円)、「シルク入りカップ入りシリーズ」(1990円 → 1290円)、「導入化粧液(大容量)」(2290円→1990円)、「手指用消毒ジェル(キャップ式)」(690円→490円)など。原料の産地や生産工場を訪問し、生産パートナーと協力して値下げを実現したという。
無印良品は、2020年の秋冬シーズンから日常着を中心とした衣料品72アイテムを値下げしている。値引きの対象となるのは自然素材にこだわった衣料品や肌着などの主力アイテム。同社の幹部によると、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、外出時に着用する衣類などの売り上げが低下する一方で、普段使いのアイテムが売れるようになった。無印良品では、毎年のようにさまざまな商品の価格改定を実施しているが、日常的に使用する衣料品などを重点的に値下げすることで、ニューノーマル時代のニーズに対応する狙いがある。今回の値下げもその延長線上にあるといえる。
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