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カインズの「やわらかいまくら」が世界的デザイン賞を受賞 独自のハニカム構造:専門家が監修
カインズのオリジナル商品「Moffle(モッフル)弾力性に優れたやわらかいまくら」が、世界的なデザイン賞「レッド・ドット・デザイン賞2021」を受賞した。
カインズは4月13日、世界的なデザイン賞「レッド・ドット・デザイン賞2021」のプロダクトデザイン部門にて、同社のオリジナル商品「Moffle(モッフル)弾力性に優れたやわらかいまくら」が受賞したと発表した。
Moffleは「包み込まれるような柔らかさ」が特徴のまくら。医療器具や哺乳瓶などに使用されている「TPE素材(熱可塑性エラストマー)」を採用し、丈夫さと柔らかさの両立を目指した。頭部から首にフィットさせ、無理のない自然な寝姿勢をサポートする。機能面では専門家が監修しており、通気性と適度な冷感も備えている。
快眠を実現するため、「PP(ポリプロピレン)の素材やメッシュなど、快眠につながる感触(特に弾力性)のデザインにこだわった」(広報担当者)という。圧力の分散などの機能を追求した結果、現在のハニカム構造になった。
同社は過去、計8個の商品で同賞を受賞している。具体的には、「収納付き小物整理ケース」(20年)、水や砂をふるい落として分別する「分別てみ〜Frutte フルーテ〜」(17年)などがある。
カインズをはじめとするベイシアグループは、プライベートブランド(PB)を中心とした商品力が強みだ。カインズのオリジナル商品は約1万3000点あり、売り上げに占める割合は4割になる。
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