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ビットコイン、700万円突破 米取引所コインベースの上場も追い風に
ビットコインの価格が700万円を突破し、過去最高値を更新した。4月14日16時の時点で703万円(bitFlyer)となっている。
ビットコインの価格が700万円を突破し、過去最高値を更新した。4月14日16時の時点で703万円(bitFlyer)となっている。
背景にあるのが、仮想通貨取引所として世界で初めて株式上場する、米コインベースだ。コインベースは米国時間14日にナスダックに上場する予定。2020年の純利益は3億2200万ドルだが、21年は1-3月だけで同7億3000万〜8億ドルと大きく伸びており、期待が高まっている。
bitFlyerのトレジャリー部部長兼マーケットアナリストの金光碧氏は、「コインベースの時価総額は7兆円程度といわれているが、これは日本では三菱UFJフィナンシャル・グループの時価総額7.9兆円と同程度であり、巨大な新規上場だ。株式投資家にとって、株式の形で仮想通貨に投資できる機会となり、注目を集めている」とコメントしている。
ビットコインは20年末に200万円を超え、17年末に付けた高値を3年ぶりに更新した。その後も順調に値を上げ、21年に入ってからの上昇率は133%となっている。ドル建てでも過去最高値を更新しており、現在は6万4546ドル。
好調なのはビットコインだけでなく、他のアルトコインも上昇している。時価総額第2位のイーサリアムも過去最高値を更新しており26万円(過去1年で875%上昇)、リップルは203.84円となっており、過去1年で822%の上昇となっている。
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