コロナ禍で転職した理由ランキング 3位「勤務形態の柔軟性」、2位「自己成長性」 1位は?
ウォンテッドリーが1年以内に転職した267人にアンケートを実施し、回答をまとめた
ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリー(東京都港区)が「コロナ禍における転職・働き方」について調査結果を発表した。転職理由の1位は「仕事内容のやりがい」(60%)だった。
2位「自己成長性」(52%)、3位「勤務形態の柔軟性」(42%)、4位「給与水準」(41%)と続く。1位の「仕事内容のやりがい」は4位の「給与水準」の1.5倍の回答数だった。
転職理由についてウォンテッドリーは2つの大きな要因があると推測する。1点目は、仕事の意義を重視する価値観を持つミレニアル以降の世代が台頭してきたこと。2点目はコロナショックにより企業の働き方や事業内容がめまぐるしく変化したことだ。そうした状況下では企業のミッションや理念に共感できるかがより重要になる。
また年収別の転職理由を尋ねたところ、年収が高くなるほど「仕事内容のやりがい」と「給与水準」が増加し、「福利厚生」は減少する傾向が見られた。転職回数別では、回数が増えるほど「仕事内容のやりがい」「勤務形態の柔軟性(リモートワークなど)」「福利厚生」を重視する傾向が見られた。
なお、コロナ禍で転職を考え始めたきっかけでは、「スキルに関する意識の変化」「働き方に関する意識の変化」(37%)が同率1位となり、3位「コロナによる会社の業績不安」(16%)、4位「給与に関する意識の変化」(10%)と続いた。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて働き方が変化する中、身につけるべきスキルや今後の働き方など、キャリア形成に関する回答が大半を占めたものと考えられる。
当調査は2月22日〜2月26日にビジネスSNS「Wantedly」ユーザーに対して実施し、1年以内に転職したコロナ禍転職者・計267人が回答した。
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