ニュース
Switch好調の任天堂、純利益85%増 1年以上前に発売した「あつ森」「リングフィット」など貢献:21年3月期
任天堂の2021年3月期通期の連結業績は、大幅な増収増益だった。巣ごもり需要を背景に、Nintendo Switchのソフト販売が好調に推移。ゲーム機本体の販売拡大にも貢献した。
任天堂が5月6日に発表した2021年3月期(20年4月〜21年3月)通期の連結業績は、売上高が前期比34.4%増の1兆7589億円、営業利益が81.8%増の6406億円と増収増益だった。純利益は85.7%増の4803億円。巣ごもり需要を背景に、Nintendo Switchのソフト販売が好調に推移。ゲーム機本体の販売拡大にも貢献した。
特に前期までに発売した、既存タイトルが引き続き好調だった。具体的には、20年3月発売の「あつまれ どうぶつの森」が2085万本(累計販売本数3263万本)、17年4月発売の「マリオカート8 デラックス」が1062万本(同3539万本)、19年10月発売の「リングフィット アドベンチャー」が738万本(同1011万本)を記録した。
Switch本体の販売台数は2883万台(前期比37.1%増)、ソフトの販売本数は2億3088万本(前期比36.8%増)だった。
22年3月期は、売上高が前期比9.0%減の1兆6000億円、営業利益が22.0%減の5000億円、純利益が29.2%減の3400億円を見込む。
関連記事
- 新卒応募が57人→2000人以上に! 土屋鞄“次世代人事”のSNS活用×ファン作り
コロナ禍で採用活動に苦戦する企業も多い中、土屋鞄製造所の新卒採用が好調だ。2020年卒はたった57人の応募だったが、21年卒は2000人以上が応募と、エントリー数が約40倍に急増した。その秘訣を聞いた。 - 「米国型の血の通わないドライな制度」なのか オリンパスも導入する「ジョブ型雇用」への誤解とは
オリンパスが2019年4月から1800人いる管理職に対し、ジョブ型の人事制度を先行導入した。同社ヒューマンリソーシズヘッド(人事・総務担当)の大月氏は「日本の人々は、ジョブ型人事について誤解している部分がある」と力説する。どういう誤解だろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.