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西武園ゆうえんちで再確認、観光アクセス鉄道の役割と効果杉山淳一の「週刊鉄道経済」(1/7 ページ)

5月15日、西武鉄道はレオライナーこと山口線で「西武園ゆうえんちラッピング電車」の運行を、19日開業の西武園ゆうえんちのアクセスルートとして開始した。観光地と観光アクセス路線は、力を合わせて発展する。ワクチン接種が終わり、観光が再び活性化する前に、観光地とアクセス路線と整備しておきたい。

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 2021年5月15日、西武鉄道はレオライナーこと山口線で「西武園ゆうえんちラッピング電車」の運行を開始した。19日に開業した西武園ゆうえんちのアクセスルートとして、真っ白な車体にレトロカラーのラッピングを施した。

 西武園ゆうえんちは19日に昭和レトロの雰囲気をテーマにリニューアルしており、レオライナーの車体も1960年代の「西武電車」をモチーフにしている。

 当連載の4月16日版「西武園ゆうえんちの準備は整った しかし、足りない要素が2つある」で、私は「アクセスラインの演出とホテル」が足りないと書いた。せっかく昭和レトロな世界へ行くという気分のところへ、白くて未来感さえある新交通システムのレオライナーは似合わない。

 しかし西武鉄道はそんなことは先刻承知で、ちゃんとレオライナーのラッピングを用意していた。発表は5月12日だが、モチーフとなる題材、色の選定、関係各所の決裁など、準備はもっと前から着手していたに違いない。結果的に西武鉄道に失礼なことをしてしまった。この場を借りてお詫びしたい。しかも西武鉄道から「報道公開日に見に来てください」とご招待いただいた。恐縮しつつ拝見した。


国分寺から西武多摩湖線で多摩湖駅に到着。レトロラッピング車両のレオライナーが待っていた
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