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フジテレビの女子アナによるステマ疑惑が金銭トラブルに発展した理由:専門家のイロメガネ(5/5 ページ)
先日から話題になっていたフジテレビ女子アナのステマ疑惑に、新しい問題が発生した。エステサロンを無料で利用していた女子アナとサロンとの間でトラブルが発生したという。4月にはフジテレビの複数のアナウンサーが美容室から無償でサービスを受け、その代わりに自身の写真を使わせていたとしてステマ疑惑が大きく報じられた。
ステマは大きなトラブルの入り口
筆者は吉本興業の闇営業問題について論じた際に、芸能人も野球選手や力士のように、反社に取り込まれないためのセミナーを受けさせるなど芸能界が一致協力すべきなのでは? と書いたが、芸能界の範囲には女子アナも含めるべきだろう。下手なタレントやアイドルより各社の女子アナは知名度が高く、今回のような無償サービスの誘惑も現実に発生しているからだ。
今回起きた問題は「ステマか否か?」という小さい話ではなく、コンプライアンスとガバナンスに関する重要な問題としてフジテレビを含めたテレビ局各社は認識すべきだろう。
執筆者 中嶋よしふみ
保険を売らず有料相談を提供するファイナンシャルプランナー。住宅を中心に保険・投資・家計のトータルレッスンを提供。対面で行う共働き夫婦向けのアドバイスを得意とする。「損得よりリスク」が口癖。日経DUAL、東洋経済等で執筆。雑誌、新聞、テレビの取材等も多数。著書に「住宅ローンのしあわせな借り方、返し方(日経BP)」。マネー・ビジネス・経済の専門家が集うメディア、シェアーズカフェ・オンライン編集長も務める。お金より料理が好きな79年生まれ。
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