年収300万円台の職業ランキング 1位は(1/2 ページ)
求人情報サイトを運営するビズヒッツは6月1日、「年収300万円台の職業に関する意識調査」の結果を発表した。調査対象500人のうち最も多かったのは……。
求人情報サイトを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は6月1日、「年収300万円台の職業に関する意識調査」の結果を発表した。調査対象500人のうち最も多かったのは「事務・管理部門」(113人)だった。
年収300万円台の職業ランキング
1位「事務・管理部門」の業種はメーカー、サービス、小売、医療機関、教育機関、非営利団体などさまざま。事務のジャンルも総務人事、経理、営業事務、貿易事務、医療事務、発注管理など多岐にわたっている。
2位は「サービス・飲食・販売職」(75人)。観光、美容、飲食、アパレル、小売業界などの接客業や、コールセンタースタッフからも回答が寄せられた。同じ年収300万円台でも「時給換算だとやばい」という人もいれば「仕事量を考えたら妥当」という人もいて、職場によって拘束時間や忙しさに差があることがうかがえる。
3位は、製造スタッフや職人、建設・土木関係の現場作業員などの「技能工」(54人)。製造スタッフが扱っている商材の種類は、紙、食品、金属、楽器、自動車、精密機器など多種多様。「やればやるほど稼げる」という意見がある半面、「残業代が出ない」「知識や資格のわりに給料が低いと思う」などの回答も見られた。
4位は金融、不動産、メーカー、物流、警備、人材サービスなどの「営業職」(53人)。「インセンティブがついて収入があがりやすい」という声もあるが、「ノルマはあるが固定給」「成績をあげてもインセンティブはない」といった会社も見られた。
5位は正看護師、准看護師、栄養士、理学療法士、放射線技師、臨床工学技士、薬剤師などの「医療系専門職」(34人)。職場は病院・クリニックのほか、福祉施設、訪問看護ステーションや保育園などが挙げられた。医療系専門職は資格・知識・技術が求められ責任も重いため高収入のイメージがあり、パートで年収300万円に達している人もいるが、「仕事と年収が見合っていない」「給料があがらない」という回答も多く寄せられた。
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