ニュース
ドコモ、マンションやシェアオフィス向け無人販売スタンド発表 7月から実証実験:東京都内の一部で
NTTドコモは、マンションやシェアオフィスなどで食料品や日用品の無人販売が可能なスマートスタンドを開発したと発表した。まずは実証実験として……。
NTTドコモ(東京都千代田区)は、マンションやシェアオフィスなどで食料品や日用品の無人販売が可能なスマートスタンドを開発したと発表した。まずは実証実験として、東京都内の一部施設で7月以降から運用を始める。
スマートスタンドはショーケース型の冷蔵庫で、弁当やデザート、ドリンク、お菓子など幅広い商品を取り扱うことができる。ユーザーは専用アプリから商品を購入し、QRコードでスタンドのロックを解除すると商品を受け取れるようにした。
また、専用アプリのチャットから商品をリクエストすると、ユーザーに最適化した品ぞろえにできる。商品価格はダイナミックプライシングを採用することで、賞味期限が近い商品の廃棄ロス削減を目指す。
販売上の安全性を担保するため、スタンドにはスマートロックや映像監視などが可能な専用デバイスを搭載。スタンドのロック状態や温度をセンシングし、利用者や冷蔵庫の映像をリモートで監視することで、無人でも効率的な運用を実現した。あわせて、故障時には自動で運用を停止する機能や、画像認識エンジンを活用した異常検知機能を搭載し防犯面を強化する。
同社は7月から都内近郊のマンションやシェアハウス、社員寮、シェアオフィスなどの施設に設置していく。コロナ禍においてテレワーク推進や外出自粛が続くなか、新しい生活様式に対応するサービスが市場でどの程度受け入れられていくのか、今後の動向が注視される。
関連記事
- えっ、盗まれないの? 無人の古本屋は、なぜ営業を続けられるのか
東京の三鷹駅から徒歩15分ほどのところに、無人の古本屋がある。広さ2坪のところに、500冊ほどの本が並んでいるだけ。「誰もいなかったら、本が盗まれるのでは?」と思われたかもしれないが、実際はどうなのか。オーナーに話を聞いたところ……。 - 「ネット銀行」満足度ランキング、1位は?
oricon MEは、「ネット銀行」「外貨預金」についての顧客満足度調査を実施し、その結果を発表した。1位だったのは……。 - 7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。 - バブルの名残 温泉街の「大型施設」が廃墟化 鬼怒川と草津の違いと「大江戸温泉物語」の戦略
コロナ禍がもたらす温泉街への影響は甚大だが、「温泉の魅力」として考えさせられるのが“街づくり”という点だ。筆者は「施設そのもので集客できる強い宿は例外的で、温泉地の魅力自体が集客を左右する」と指摘する。 - 救世主は「ハンバーガー」!? 松屋、鳥貴族、ロイホが続々と参入するワケ
外食大手が続々と「ハンバーガー」に参入している。コロナ禍で生き抜くために各社知恵を絞る。その背景とは?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.