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「黒にんにく」で大手の下請けから脱却 家族との衝突やリストラを乗り越えた“逆転劇”社長が語る(5/5 ページ)

大手メーカーの下請け事業で成長してきた宮崎県の会社がある。しかし、海外製品に押されて苦戦するようになる。新規事業として手掛けた「黒にんにく」を成長させた経緯を社長に聞いた。

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家族でビジネスをするということ

 籾木社長は14年に社名を株式会社MOMIKIに変更。自身が代表に就任し、父親は会長となった。また、同時期に下請け事業からも撤退した。籾木社長は事業の規模縮小に伴い会社を去った社員のことを「絶対に忘れてはいけない」と振り返る。

 黒にんにく事業が苦戦していた当時については「販売が伸び悩むことで、家族との関係がギクシャクすることもあった。どうしてもお互い感情的になりやすいため、第三者にも入ってもらい、互いに言い分を出し合って少しずつ歩み寄り、理解しあうようにしていた」と振り返る。

 大手の下請け事業から脱却し、新規事業を成長させた裏には、家族でビジネスを推進する立場ならではの葛藤や悩みもあった。

 今後の目標は、自社の熟成技術を活用した発酵熟成黒生姜を新しい柱として育てることだと籾木社長は意気込んでいる。


にんにくの畑(提供:MOMIKI)
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