ニュース
夏のボーナスはどうなる? 中小企業の担当者に聞く:業種別にみると
夏のボーナスを支給する予定がある中小企業は、どのくらいの割合なのか。従業員299人以下の企業に聞いたところ……。
夏のボーナスを支給する予定はありますか? 中小企業(業員数299人以下)の人事担当者に聞いたところ、80%が「支給予定」と回答していることが、エン・ジャパン(東京都新宿区)の調査で分かった。
「支給予定」と答えた企業を業種別にみると、「流通・小売関連」(93%)がトップ。次いで「メーカー」(91%)、「商社」「不動産・建設関連」(それぞれ89%)と続いた。逆に、「支給しない予定」と答えた企業でみると、「IT・情報処理・インターネット関連」(38%)が最も多く、以下「サービス関連」「金融・コンサル関連」(いずれも17%)、「広告・出版・マスコミ関連」(14%)だった。
前年と比較して、支給予定額にどのような変動があるのかを聞いたところ、47%が「変わらない予定」と回答。「増額予定」は28%、「賞与支給額は変わらないが、決算賞与を支給予定」が3%。合計78%の企業が前年と同等以上の金額を支給するようだ。
昨年と比較して「増額予定」と答えた企業に、その理由を尋ねたところ「社員の意欲向上」(67%)がトップ。次いで「業績が好調」(59%)、「離職・退職の予防」(23%)という結果に。
インターネットを使った調査で、従業員数299人以下の企業280社が回答した。調査期間は6月1日から14日まで。
関連記事
- 7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。 - 「世界一勤勉」なのに、なぜ日本人の給与は低いのか
OECDの調査によると、日本人の平均年収は韓国人よりも低いという。なぜ日本人の給与は低いのか。筆者の窪田氏は「勤勉さと真面目さ」に原因があるのではないかとみている。どういう意味かというと……。 - 東京都内にある会社、夏のボーナスはいくら?
東京都は都内の1000労働組合を対象に、夏季一時金要求・妥結状況を調査し、その結果を発表した。平均妥結額は前年と比べ……。 - 物価は上昇しても「給料」は上がらない、根本的な問題
4月から公共料金や食品など多くの商品が値上がりしているが、ビジネスパーソンの給与も上がるのだろうか。筆者の加谷氏は否定的な見方をしていて、さらに下落するかもしれないと予測している。なぜかというと……。 - 「70歳まで会社にしがみつく人」が結局、会社を弱体化させてしまうワケ
定年を引き上げるニュースが相次いでる。現行の60歳から65歳にする企業が増えてきているわけだが、筆者の窪田氏はこの動きに懸念を抱いている。「長く働くことができていいじゃないか」と思われたかもしれないが……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.