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ココイチの壱番屋、純利益5倍 テークアウトで需要増、時短協力金などで増益:22年2月期第1四半期
壱番屋の2022年2月期第1四半期(21年3月〜5月)連結業績は、純利益が前年同期比約5倍の12億5800万円だった。テークアウトの需要増に加え、補助金や投資有価証券の売却益もあり、増益につながった。
「カレーハウスCoCo壱番屋」を運営する壱番屋が6月25日に発表した2022年2月期第1四半期(21年3月〜5月)連結業績は、純利益が前年同期比396.7%増の12億5800万円だった。テークアウトの需要増に加え、補助金や投資有価証券の売却益が増益に寄与した。
売上高が7.1%増の110億6100万円、営業利益が107.2%増の6億8400万円、経常利益は179.4%増の11億3800万円だった。
新型コロナウイルスの影響が続く中、宅配やテークアウトなどの弁当需要を取り込むことに注力。ウーバーイーツや出前館といった配達代行の拡充や、Web広告を用いた販促活動に取り組み、売上を伸ばした。
また、営業外収益として営業時間短縮による時短協力金などの補助金を、特別利益として投資有価証券売却益を計上したため、経常利益、純利益が大きく伸びた。
22年2月期(21年3月〜22年2月)は、売上高が前年比9.5%増の235億円、営業利益が同64.5%増の17億6000万円、純利益が同189.0%増の19億6000万円を見込む。
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